暮らしに役立つ豆知識
8月1日 第87号「屋根まわりの標準的な点検・補修の目安」
ポイント
●屋根まわりは劣化や雨漏りの可能性の高い部分、材質に応じて定期点検の実施
耐用年数を迎える頃(事前)に全面補修が必要です。
屋根まわりは、屋外にある部位であるため、一定の耐久性を備えた材料が用いられてはいますが、酷暑・寒冷・風雨にもろにさらされる大変厳しい環境・状況の中に置かれており経年劣化が一段と進むところです。
家屋全体を護るためこまめに点検・補修をお薦めします。
定期点検の目安
●瓦葺き屋根 5~6年で点検 ※全面葺き替えは20~30年で検討
点検項目
□ずれ
□はがれ、うき
□割れ
□変形
□雨漏り
□漆喰はがれ
(漆喰のはがれ脱落は軒樋・縦樋を詰まらせ建物に被害を生じさせます。)
●化粧スレート(サイディング)葺き屋根 4~5年で点検
・途中塗装 10年前後、全面葺き替え 15~30年で検討
点検項目
□ずれ
□はがれ、うき
□割れ
□色あせ
□錆び
□雨漏り
●金属板葺き屋根 2~3年で点検 ※3~5年に一度塗装
全面葺き替えは10~15年で検討
点検項目
□浮き
□色あせ
□錆び
□変形
□雨漏り
●雨樋(塩化ビニール製) 2~3年で点検 落ち口の清掃 3年~5年で塗装
全面取り替え 7~8年程度(落ち葉・経年蓄積ホコリ樋の詰まりの原因になります。
定期的に清掃しましょう。)
●軒裏天井 2~3年に一度点検:汚れ具合で塗装 15~20年で全面補修を検討
点検項目
□腐朽
□はがれ
□ひび
□たわみ
□雨漏り
□汚れ