暮らしに役立つ豆知識
7月1日 第86号「お住まいの標準的な点検・補修の目安」
ポイント
●木造戸建て住宅の点検には、主に「日常点検」と「定期点検」住宅の各部位の特性に応じて、適時適切な「定期点検」が必要です。
①お住まいになっている家族全員が点検員の気持ちで接していただきたいものです
毎日の室内掃除・戸外の清掃を通じて住まい全体の状況を確認しましょう。
②基礎まわりは住宅を支える重要な部分
5年程度を目安に定期点検を実施 地盤や擁壁も4~5年に一度は、点検しましょう。
基礎まわり点検項目
□ひび割れ
□欠損
□不同沈下
□換気不良
□蟻道
地盤点検項目
□ひび割れ
□沈下
□ゆるみ
擁壁点検項目
□ひび割れ
□亀裂
□水抜き孔のつまり
□ふくれ
③土台・床の標準的な点検・補修の目安
5~10年を目安に防腐・防蟻の再処理をしましょう。
土台・床は、地盤に近く湿気がこもりやすく、シロアリや腐朽菌の繁殖しやすい場所です。床下の通気を心がけて、基礎部分の全ての通気口周辺に物を置かない様にしましょう。
(通気口と犬走りが面一のときは、雨水の浸入を防ぐ方法を講じましょう。)
土台・床組の点検項目
□基礎からのズレ・浮き
□断面欠損
□割れ
□腐朽
□さび
□水漏れ・シミ
□蟻害
□傾斜
□床の沈み
□床なり
□きしみ
※各点検項目で「チェック」が多い場合は、一度専門家に見ていただきましょう。
(参考資料:(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター 増改築相談員テキストから一部抜粋)