暮らしに役立つ豆知識
6月1日 第85号「お住いを長持ちさせるために」
ポイント
●日常的・定期的な点検の実施と不具合に対する早めの補修・交換が有効です。
●点検・補修の履歴情報の保険は、その後の点検・補修や住宅の資産価値の判断資料として有効
住まいを長持ちさせるポイントとして次のものが揚げられます。
①日常的・定期的な点検の実施
住宅の資産価値を維持し、安全・快適な生活を送るためには、住宅の不具合を早期に発見・把握するこどが必要です。職業的な点検は多岐に渉りますが、日々生活する中で、あれ!何か変!ちょっと、いつもと違う感じがする。そんな気配を感じたら休日にでもご自宅の点検に時間を作ってください。複数の目視で不具合箇所を確認しましょう。住まいも、設備も、常に自然の支配下にあって日々変化しています。経年劣化も更に進み傷みの状態が際限なく広がりそうです。車の車検・定期点検と同じようにお住いにも気を配りましょう。
②不具合箇所に対する素早い対応を心がけましょう
日常的・定期的な点検をとおして発見された不具合箇所にについては、出来るだけ早目に補修、交換及び修理しましょう。せっかく発見された不具合箇所を手も付けず放置してしまうと何のための点検かその意味がなくなります。不具合をそのまま放置すると、その状態が変化して住宅を元の状態にするのに費用が増大します。
③点検・修繕履歴の保存を忘れずに
点検や修繕工事等を行った場合には、それらの記録を大切に保存し、住宅の履歴簿として保管しておくことが必要です。これは、今後の点検や修繕工事の際の重要な資料となるとともに、転居売却する際には、その住宅の価値を判断するための資料として非常にお役に立ちます。
(参考資料:(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター 増改築相談員テキストから一部抜粋)