暮らしに役立つ豆知識
11月1日 第102号 「性能向上リフォーム・バリアフリー編場所別ポイントⅡ」
玄関:手摺一つで履き替えが楽に!手摺下地板は、耐震補強も兼ねて
玄関は、履物の着脱がしやすいようにするのが基本です。加齢によって躰の動きが不自由になったとき、つかまり立ちや、座ることが出来ると楽なので、手すりや簡単な腰掛けを適切なところに付けられる様にすれば、外出もまた楽しくなります。
また、将来的に車椅子の出入りも考慮して、玄関の広さも確保出来れば1.5mx1.5以上の広さが必要と思います。
土間と上り框段差は15㎝程度が日常的に使いやすく理想的です。車椅子で介助による昇降も何とか出来るのですが。古いお家で30㎝以上差があるときは式台など(固定式)を後置き出来れば良いと思います。(福祉用具)として900x900段差解消機も有ります。
車椅子を使うと、玄関内もしくは近くに車椅子の収納場所の確保が必要です。
出来るだけ広く玄関スペースを取りましょう。足元段差照明が必要です。
玄関入り口は、外開き扉:引き戸が最適です。
玄関には、電動車椅子充電用のコンセントの確保
廊下・幅員の確保:階段・緩やかな段差
廊下幅は広げておきたい・廊下は後で手すりなどを付けることも多いので、付けたときに通りやすい十分な幅を確保出来るように考えておきたいものです。リフォームの時車椅子の通れる幅850mm角部で900mm以上を確保しましょう。
階段の勾配も出来るだけ緩やかに、幅も広く滑り止めカーペット取付・段端に簡単に取付の出来る市販の滑り止め 廊下・階段には足元照明
廊下と和室入り口の段差3~4㎝を解消・調整し床材は滑らない材料を使いましょう。
出入り口は、ドアから引き戸へ取替え
※参考資料(一般社団法人リフォーム推進協議会:性能向上リフォームガイドブック・バリアフリー編)より