暮らしに役立つ豆知識
6月1日 第97号「建て替えよりもリフォーム:慣れた家での安心感」
身体が慣れている
究極のリフォームは建て替えです(新築)。しかし高齢者になってからの建て替えは、費用の面、時間的な制約、あれこれの手続き等々何かと大変になります。
時間・費用にゆとりがあり新築をされどんなに機能的で高性能に優れていても、新たな空間に心と身体を馴染ませるのには、そこそこの時間が掛かりそうです。
建て替えよりも簡単でなじみやすい
新築に比べるとリフォームは、住み慣れた空間の部分的な手直しです。使い勝手の悪かった所だけを短期間で直しますから気分的にも気楽に住みながらリフォームが出来ます。工事中に気がつけば、その都度変更も可能です。
ただ複雑な工事で工期が長く掛かるときは、一定の避難措置として短期の引っ越しも考慮しなければなりません。
安心感が家庭内事故を減らします。住み慣れた家が一番
慣れることが比較的容易な高齢前期に対応しておけば、不慣れによる事故などは減ります。新たな事故を発生させにくくする点も「備え」の一つの形と云えます。
何よりも、住み慣れた住まいに積み重ねられた大切な記憶への愛着は、数字やお金で計れません。家を解体して新築することも大切な事かも知れませんが、今までの想い出や壊してしまったら二度と取り戻せない何かがあるはずです。
高齢の方にとって、住み慣れた空間の中で暮らし続けることは安心感があります。 リフォームを選択するのには、理屈だけでは割り切れない強い理由があると思います。
※マンション住戸と戸建て住戸の違いを再確認してください。
マンションは戸建て住宅と同じ様な工事が出来ません。
参考資料(一般社団法人住宅リフォーム推進協議会:性能向上リフォームガイドブック・バリアフリー編)より
※そろそろ梅雨の時期です、5月23~24日の大雨洪水警報も6月7月に出るかも知れません。
雨仕舞いに気を付けましょう、軒樋・縦樋・雨水・下水会所枡の清掃をしておきましょう。常に水が流れるように心がけましょう。