暮らしに役立つ豆知識
1月1日 第210回 くらしに役立つ情報です
劣悪な温度の変化がもたらす不健康「ヒートショック」にご注意!
年末から年初めにかけて暖かい日が続いております、寒さはこれからが本番となります、今までにも幾度か同じ内容のお知らせをしてきましたが、今また気にかかりますのでお知らせします。寒さが厳しくなりだすと避けて通れないのが各種暖房機器の使用、居間などの人の集まるところは暖房が効いていて快適な居場所ですが。反面用事があって人のいない部屋・廊下・トイレ・風呂場・へ移動するときに、急激な温度差による「ヒートショック」によって命に関わるトラブルを起こす可能性があります。
ヒートショックとは、急激な温度差による血圧の上昇による身体に及ぼす影響のことです。
暖房を施した暖かい部屋から暖房のない廊下に出たときや、脱衣場で衣類を脱いで寒い浴室に入ったときには、急激な温度変化によって血管が一気に収縮し、血圧が上昇します。
若く健康な人であれば、かなりの温度変化に対応できますが、高齢者や循環器系の持病を抱えている人には大変危険です。血圧の急上昇が脳卒中や心筋梗塞といった深刻な事態につながりやすい一面を持っております。冬の室内の温度差はいろんな面で健康被害を生ずる側面を待っておりますが、いますぐ温度差のない快適な住まいに改装も出来ませんので家族で話し合って暖房の適温を決めて急な温度差に対応できるようにしましょう。どうしても必要であれば、トイレ:風呂場に最小限の暖房設備を考えましょう。
寒暖の差の大きな部屋では、結露に気をつけましょう。
温度環境の点で問題のある住まいとは、断熱性の低い住まいでもあります。そうした住まいでたびたび問題になるのが冬場の結露です。壁の断熱性が低いと暖房している室内の暖かく湿気の帯びた空気が外気に冷やされて結露します。
結露は、クロス・押入れ・クローゼットの中・通気のよくない家具の裏側の壁にカビが発生する要素を持っています。このカビからいろいろな種類のダニが発生します。ダニが好む場所・カビのあるところ、そのカビを温床としてダニが繁殖します。カビの胞子・ダニの死骸・糞を大量に吸い込むことで、喘息などさまざまなアレルギー症状が引きおこされることがあります。天気の良い日には、寝具干し・押し入れ・クローゼットの扉を開けて、寒い時には暖気が逃げて大変ですが窓を全開して換気:通気を図りましょう。