暮らしに役立つ豆知識
2月1日 第117号「自転車はルールを守って安全運転 ~自転車は車のなかま~」
~自転車は「車のなかま」~
最近、自転車による事故件数が増えてきております。
警察庁の統計では交通事故件数の20%が自転車のからむ事故と報告されております。
今までの自転車事故は、車との接触、出会い頭衝突:車の左折時の巻き込み等々がいまも変わりませんが大きな原因でした。ここ数年の状況は自転車同士:自転車と歩行者の事故の事例が多く報告されております。(平成18年度2767件)と10年前の5倍近くになっています。
自転車の取り締まりも今後厳しくなります
次のような行為は、処罰の対象になります。
●3ヶ月以下の懲役又は5万以下の罰金・・①信号無視・②一時停止違反・③傘差し片手運転・④歩行者の横を猛スピードで走り抜ける・⑤前の自転車の左側を勢いよくすり抜ける・⑥右側通行違反・⑦歩行者妨害・⑧携帯・メールをしながらの運転・⑨見通しの聞かない交差点に徐行しないで進入
●5年以下の懲役又は100万円以下の罰金・・①酔っ払い運転
●5万円以下の罰金・・①夜間無灯火での運転・②故障したまま乗る・③ハンドサインを出さずに右折・左折・停車・④ブレーキの故障のまま運転
●2万円以下の罰金・・①2人乗り運転(幼児を補助椅子に乗せる場合は除く)
その他諸々の罰則規定があります
●自転車を取り巻く事故のリスク
自転車は、その気軽さや便利さの裏にさまざまな危険が潜んでおります。自分が怪我をするだけでなく歩行者に怪我をさせたり器物・財物を破損させたりするケースもあります。
●自転車事故で問われる責任は、刑事責任*民事責任*道義的責任と有ります。自転車に乗るときは、お互いがルールとマナーを守って事故のない様にしましょう。
●もしも事故を起こしてしまったら、気が動転して的確な判断の出来ない時もありますが、決してその場から逃げたりせず、必ず次のことは守りましょう。
①怪我人の救出・②道路上から安全な場所へ移動・③警察への連絡・④事故の状況の把握・⑤保険加入者は、損保保険事務所に連絡
※参考資料(自転車はルールを守って安全運転~自転車は車のなかま~)警察庁ホームページより
自転車にも「個人賠償責任保険」「TSマーク付帯保険」の加入も検討されては如何でしょうか。