暮らしに役立つ豆知識
8月1日 第39号「地震と台風に強い家」
壁の量・配置と材同士のつなぎ目を確認しましょう
地震や台風のときは建物に大きな力が加わります。耐える強さがないと、建物は崩れ落ちたり傷ついたり・・・・家の安全に対する考え方は人それぞれですが、今一度点検してみては如何でしょうか。
最近リフォームでリビングを明るく、窓を広く使うために「耐力壁」(筋交いの入っている壁)を取り除いたりする流れがあるみたいですが、リフォームの折りには、出来るだけ安全に留意して工事を進めて下さい。
雨漏り、浸水は壁の中で木材を腐らせます
台風といえば強風だけでなく大雨も付きものです。住んでみて一番気になるのが雨漏りと云われております、家には雨は「天敵」です。雨は屋根からばかりではなく壁面から窓枠から、あふれ出た会所枡の水が床下換気口から流入することもあります。地震・台風に備えて家の周辺を点検しましょう。
雨降りには縦樋の通水を点検しましょう。詰まっているようでしたら軽くぽんぽんと叩いて下さい。水の圧力と一緒に流れ落ちます。会所枡の掃除「ヘドロ」を取り除いてマンホールへ行くパイプの詰まりがないか点検しましょう。・・・
雨漏りも浸水も湿気の抜けにくい壁の中で木材を腐らせ、シロアリや木材腐朽菌の温床となります。室内・床下の換気には充分気を配って下さい。
建物の基礎と擁壁の間に植木を植えている家が大半ですが、木が育ちすぎてきますと、木の根っこが配水管の継ぎ目から管内に入り流水を妨げていることが多くの現場で確認しました。又大きくなる木は根も太く、家の基礎を変形する程の力があります。気の付かない内に基礎にひび割れ等が生じて来ます。家とともに育ち長年親しんだ樹木ですが、大きくならない樹木に取り替える方が良いみたいに思いますが…
一部参考資料としてNPO法人 後悔しない「快適な家つくり」の知恵袋を参考にしました。
夏休み本番です。家の水回りとお子さん達が水の事故のないように気をつけて上げましょう。