暮らしに役立つ豆知識
10月1日 第89号「知っておきたい火災の話」
火災が発生したら大きな声で周囲に知らせる。初期消火は、火が天井に回れば諦めて逃げる。住宅火災の死者6割が逃げ遅れによる65歳以上の高齢者が占めています。
(平成19年消防白書)
就寝中や無人の他の部屋での火災は発見が遅れて、延焼や逃げ遅れを招きます。
より早く火災の発生を知っていれば、助かった場合も多いと云われております。
平成18年6月から住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。
(21年2月1日81号でお知らせしました。住宅用火災警報器の取り付けは、お済みでしょうか。)
(器具取り付けの分らない方。無理な方は、ご連絡ください取り付けの説明をさせて頂きます。)
万が一火災が発生した場合自分の身を守るために逃げることが大切ですが、初期の発見であれば消火器で消火出来る場合もあります。自分の命と家族の命も守られ延焼を防ぐことが出来ます。初期消火で消火器を使うと7割が鎮火(出火より3分以内)
大きな火災も、最初の火種は小さな事が多いのです。住宅用消火器を設置して正しい使い方を習熟して初期消火に役立てましょう。住宅用の消火器の耐用年数(住宅用消火器の使用期限は5年)の過ぎた消火器は、底板が腐食して使用時に破裂することがあります。6ヶ月に一度は点検しましょう。
○119番通報のポイント・・冷静になることが大切です。日頃から周辺の地理・ポイントになる建物、施設を把握しておきましょう。落ち着いて火災の状況を手短に伝える。
○避難ポイント・・お年寄りや身体の不自由な人、子供を優先させる。
○避難経路を常に家族会議で話し合って確認しておく。咄嗟の場合うろたえないために。
○炎の中は水をかぶり一気に走り抜ける。煙の中は姿勢を低くして避難する。
○いったん避難したら絶対に戻らない。万一逃げ遅れた人がいる場合は、すぐまわりに知らせる。
(参考資料:NHK住まい自分流DIY入門 わが家を守る防犯・防災徹底ガイドより一部参考)