暮らしに役立つ豆知識
9月1日 第112号「消費エネルギーを節約し、CO2の排出量を削減!冬あたたかく、夏すずしい住まいの性能アップ!」
「省エネ」と聞くと、"冷暖房を我慢しなくちゃいけない"というイメージをお持ちと思います。
この夏、原発の絡みで節電節電と日本全国大合唱で一定の効果があったように思います。
(まだまだ、暑い日が続きますが)「省エネリフォーム」は、冷房や・暖房でつくった冷気や暖気を効率よく使えるように、国が推奨する省エネ基準を目安として、住宅を改修することです。
冷暖房をがまんする前に、住宅の断熱効果を上げることで、室内は快適になり、冷暖房費が削減されて経済的にもなります。
「効果Ⅰ」断熱で室内を「快適」に
省エネリフォームは、住宅内部の温度が、外気温度の影響を受けにくいように対策を施します。
これを「断熱」と云います。保温ポットのように、中の温度が変わりにくい構造を想い浮かべてください。
そのために、窓や、床、天井、壁、などを熱を伝えにくい構造にする工事を行います。
「断熱」によって 冷房、暖房が効きやすく、温度のムラも少なく快適になります。
「効果Ⅱ」 地球環境を守るエコなリフォーム
省エネによってCO2の排出量を減らし、地球温暖化防止を図る取り組みは世界的に奨められようとしています。日本の省エネ対策は産業界を初め家庭・商業施設でもその取り組みが進められております。
家庭生活の消費エネルギーは、1995年に比べて50%以上増えてきております。その削減が急がれております。
新築住宅の断熱化だけでなし増改築でも省エネリフォームによる断熱化を進める事が強く求められています。
○冷房時に熱気が入ってくる場所
①窓71%:②外壁13%:③屋根9%:④換気口5%:床2%
○暖房時に、暖気が逃げる場所
①窓48%:②外壁19%:③換気口17%:④床10%:⑤屋根6%
家の断熱には「窓」からの省エネリフォームが簡単です
①内窓を追加して窓を二重にします。
②ガラスだけ省エネタイプに取り替えます。
③省エネタイプの窓サッシに取り替えます。
③は、(外壁と連動します、増改築時に同時施工)
各工事はそれぞれ施工の仕方が違いますので現状とご予算に合わせて業者に相談してみましょう。
集合住宅の場合は、管理組合とご相談の上施工しましょう。
※参考資料(一般社団法人住宅リフォーム推進協議会:性能向上リフォームガイドブック:省エネ編)より