暮らしに役立つ豆知識
3月1日 第106号「性能向上リフォーム・バリアフリー編場所別ポイントⅥ」
洗面・脱衣場・浴室への入り口は幅広く3枚引き戸が理想的です
裸になる場所です。トイレ同様少し広めに確保しましょう。
更衣は加齢が進むとどうしても洗面台に寄りかかったり、片手を付いて行うことが多くなりますので、洗面台をしっかり固定できる下地を作りましょう。
壁面の何処にでも手摺を付けられるように下地を入れておきましょう。
タオル掛けも少し太い目にしておくと手摺替わりになります。
洗面・脱衣所はトイレよりもさらに肌を露出する場所です。安全な暖房装置を組み込んでおきましょう、短時間で暖かくなる赤外線ヒーターや温風ヒーターが脱衣場には向いております。
洗面所は、他にもドライヤーの使用等で消費電力の大きな物を使うことがありますので専用回線のコンセントを複数設置しておく事をお勧めします。
室内では腰を掛けて着替える広さが欲しい物です。1.5mx1.8mの広さがあれば車椅子も、介護者と共に入室できます。
入浴…一人で入浴できるのが理想です
出入り口の位置と幅・・浴室は将来、身体が部分的に不自由になっても、一人で脱衣・入浴ができるようにしておきたい物です。浴槽は和風浴槽を避けて、和洋折衷式浴槽が、安心・安全の浴槽で一番普及しております。またぎ高さも40cm浴槽の深さ55cm長さ1m~1.35mで膝を少し折ればゆったりと肩までお湯に浸かれます。
浴室の温度差をなくするために浴室暖房設備と給排気機能を備えた換気扇の設置も検討してみましょう。浴室の乾燥(カビの発生を抑える)洗濯物の乾燥にもお役に立ちます。
身体機能の低下した高齢者・障害者の入浴動作は非常に困難を伴いますが、浴室は、その障害の部位について事前に「試し」のしにくいところです。リフォームの際は、どの部屋よりも注意して望んで下さい。