暮らしに役立つ豆知識
11月1日 第126号 「家庭内事故を起こさないように」
年間の家庭内事故による事故死は、18.992件報告されております。高齢化が進み各家庭での65歳以上の高齢者の割合が36%にもなろうとしております。
向こう三軒両隣りで二世帯の高齢者の方がいる事になります。バリアフリーのリフォーム化が進み快適な居住空間が広まって来ていることもありますが、まだまだ全体として低調です。
家庭内事故は、年々増えてきております。
死傷者の数も交通事故の死傷者の数を大きく上回っております。
家庭内事故を起こす可能性の多いのは、高齢者と幼児です。充分な心配りをしましょう。
年齢別の家庭内事故による死亡者の数は
80歳以上が41.0%
65~79歳:36.4%
45~64歳:14.1%
30~44歳:4.1%
15~29歳:2.1%
10~14歳:0.3%
0~9歳:2.0%
(※厚生労働省人口動態統計年表(平成18年))
家庭内における事故死の種類別件数18.992件の事故数の内訳は、
転倒・転落:2,260件
敷居、敷物の段差によるつまずき:1,036件
不慮の溺死:3,632件
不慮の窒息:3,768件
お風呂場での溺死:3,316件
食べ物の喉の詰まり(誤嚥)2,492件
火災:1.319件
その他の火による1,169件
(※厚生労働省人口動態統計年表(平成18年))
朝晩の寒さに向かう中、特に気をつけたいのが
●火災予防・寝タバコ:ストーブ
●階段からの転倒・墜落防止*原因・厚手の靴下・スリッパでの階段の昇り降り、滑り落ち防止には階段に段差の良くわかるスベリ止め。手摺の設置をお薦めします。
(幼児:高齢者は使わなくても、手摺のあることに安心感があります。)
●浴室・トイレでのヒートショックによる転倒・心筋梗塞・脳梗塞・湯船内での溺死の予防(トイレ:更衣室:浴室の暖房)
●高層住宅窓際にベット:ベランダに足場になる箱類(乳幼児墜落防止のため)を置かない。
●地震時の怪我・死亡の原因:家具などの落下・転倒41.2%:本人転倒24.5%:熱湯10.6%硝子破片7.9%:家具などの倒壊7.4%:その他8.3%(東京消防庁平成16年新潟中越地震における人的被害に関する調査結果)
参考資料:成美堂出版・耐震・防犯・省エネを考えた家パーフェクトガイド)より一部引用