暮らしに役立つ豆知識
4月1日第119号「雨からわが家を守るために、屋根:壁面の点検をしましょう!」
屋根・外壁の点検は、特別に難しいものではありません。
予期せぬ大雨・梅雨に向けて 自宅全体を、少し離れたところから一度眺めて見ましょう。建物の大敵は、屋根からの雨漏り、壁面からの雨水の侵入です!!
屋根から雨漏りの場合
●日本瓦・釉薬瓦・陶器瓦・素焼き瓦・割れ:亀裂・縦横にズレがありませんか、
熨斗瓦のズレ:面戸(漆喰)の剥離脱落がありませんか(面戸の剥離脱落があれば、瓦のズレが生じます)テレビアンテナの固定を瓦に針金を巻き付け固定していませんか。アンテナが風で揺れると動いて瓦を持ち上げます。
●薄型スレート瓦・モニエル瓦・スカンジア瓦・の不揃い(ズレ:波打ち:割れ:ハガレ)等、軒押さえの金物に発錆が見られませんか。
鋼板葺きの場合:発錆ヶ所:軒押さえの発錆、浮きがありませんか、
●軒樋・縦樋の落ち葉等による詰まり(大雨の時)軒樋からあふれ出していませんか、
いずれの場合も放置すると雨漏り、壁面からの雨水の侵入の原因になります。
早目の処置をしましょう、高所作業で危険が伴いますので専門業者に依頼しましょう。
外壁からの雨水の浸入
●モルタル掻落し:リシン:タイルの吹き付け仕上げの場合亀裂:窓際からのコーキングの劣化による雨水の浸入
●サイディング張りの場合:ジョイント部のシーリング切れが雨水侵入の原因となることが多く、侵入した雨水はいずれも逃げ場がなく外壁・内壁の間を通って基礎部分まで達し、結露して木材に染み込み腐朽菌の繁殖、カビの発生の原因となり、シロアリの格好の棲家になり基礎部分の木材の食害が広がる危険性があります。
●基礎部分は、常に通気に気を付けましょう。通気口周辺には物を置かない様に、土間周辺からの水の侵入を防ぎましょう。床下はいつも乾燥した状態を保ちましょう。
●点検後の処理について、不具合が発見されたときは、出来る範囲は自分で修理し、
屋根上:高い壁面:二階窓:軒樋等は危険が伴いますので、専門業者に依頼しましょう。※点検:修理には細心の注意を払い安全第一を心掛けてください。