暮らしに役立つ豆知識
5月1日 第180回 くらしに役立つ情報です
高齢者のためのバリアフリー 自立した暮らしで事故を未然に防ぐ配慮を
新築住宅:リフォームもお住まいの「バリアフリー」化が定着しだしました、喜ばしいことです。「バリアフリー」と言う言葉は、私たちの暮らしの中に定着し発展していくことと思います。
バリアフリーとは、「妨げるものがない」という意味で「バリアフリー住宅」といえば、高齢者や身体に障害を持つ人の動きをさまたげるものが無く、自立して安全な暮らしを営む住宅です。
バリアフリー住宅には二つの基本が考えられます。一つは、転倒などの事故が起きないように空間を設計する際に、安全性を配慮することです。もう一つは身体が不自由でも自立して暮らせるように、設備機器などの面で配慮することです。
安全への配慮は家族全員にとっても必要なこと。住まいづくりの基本とも言えます。
事故を未然に防ぐ配慮を!
住宅の中で起きる事故は以外に多いものです。少しの段差で足を取られて転倒することもあります。
バリアフリー住宅では、床に段差を設けないことが基本中の基本です。
事故を防ぐためのポイント!
○玄関:上がり框の高さを抑える。靴を脱ぎ履きする際に腰掛けられるよう、椅子等を配慮しましょう。
その方の身体にあった高さの手すりを取り付けます。
○階段:新築時は、傾斜を緩く幅を広くする。踊り場つきの折れ階段にして、転倒しても途中で止まるようにする。
切れ目のない連続手すりにする。足元を照らすように壁の低い位置に常夜灯を取り付けます。踏み段にノンスリップの取り付け
○浴室:床を滑りにくくする。浴槽への出入りの際に体を支える手すりを付ける。浴槽のまたぎ超す高さを抑える。出入り口を大きくする。
脱衣所や浴室内を暖房する。出来れば介護者と一緒に入るくらいのゆったりとしたスペースが欲しいものです。折れ戸・引き戸が望ましい。
○室内全体:床に段差を設けずフラットフロア設計を採用します。廊下や居室の出入り口は大きめに。
ドアでなく・引き戸がなにかと便利です。
○トイレ:手すりを設ける。出入り口は広めに。中で倒れた場合に備えて、救出しやすいように引き戸にします。暖房します。
○アプローチ:段差をつけず、ゆるやか勾配のスロープに