暮らしに役立つ豆知識
11月1日 第162回 家庭内事故を減らしましょう
●年間の家庭内で起こるいろいろな事故による死亡事故が後を絶ちません。最新の厚労省の
資料ですが,家庭内事故死は、12.125件報告されています。高齢化が進み65才以上の方が38%
近くいらっしゃいます。向こう三軒両隣で二世帯の高齢者の方がいる事になります。
リフォームによるバリアフリー化が進んでおりますが、まだまだ全体から見れば低調です。
●家庭内事故は、年々増えてきております。死傷者の数も、交通事故の死傷者の数を大きく上回っております。家庭内事故を起こす可能性の高いのは、高齢者と幼児です充分な気配り目配りをしましょう。
年齢別に見る家庭内事故による死亡者の数は、
●80才以上が4991人・65才~79才4430人・45才~64才1720人・30才~44才・480人・15才~29才247人・10才~14才33人・5才~9才34人1才~4才99人・0才116人・計12150人*厚労省人口動態統計年表(平成18)
●家庭内のおける事故死の種類別件数12.152件の事故死の内訳は、転倒・転落:敷居・敷物の段差によるつまずき・不慮の溺死・不慮の窒息・浴槽内での溺死・食べ物の喉の詰まり(誤嚥)・火災・その他の火による死亡*別紙資料・厚労省人口動態統計年表(平成18年)
●朝晩の冷え込みに向かう中、特に気をつけたいのが火災予防・寝タバコ・各種暖房器具・階段からの転倒・墜落防止・厚手の靴下・足に合っていないスリッパでの階段の昇り降り・滑り防止には、段差のよくわかる滑り止め、手摺の設置をお薦めします。
(常時階段を使う主婦・幼児・高齢者には普段使わなくても咄嗟の時助かります。)
●浴室・トイレでのヒートショックによる転倒・心筋梗塞・脳梗塞・浴室での溺死の予防
(トイレ・更衣室・浴室の暖房)高層住宅のベランダに足場になる物を置かない。(幼児転落防止)
●地震時の怪我・死亡の原因・家具などの落下・転倒による下敷41.2%本人転倒24.5%熱湯10.6%
ガラス破片7.9%家具などの倒壊、7.4%その他8.3%
(東京消防庁平成16年新潟中越地震における人的被害に関する調査結果)
参考資料:(成美堂出版・耐震・防犯・省エネを考えた家パーフェクトガイドより)一部参考