暮らしに役立つ豆知識
9月1日 第160回 台風を知る・台風に備える
今年は台風の多い年です、気象観測史上未曾有の被害をもたらした伊勢湾台風から2015年9月26日で56年を迎えます。死者行方不明者5.098名:住宅全半壊153.890棟:浸水家屋363.611棟この55年間伊勢湾台風に匹敵する台風は上陸していません。(2013年9月136号を参考加筆)
●普段から出来る防災対策
・台風は、「事前に知ることの出来る災害ですが、台風が接近したからでは間に合はない対策もあります。今から出来る準備はしっかり整え、危険から身を守りましょう。
・家の外の備えは十分に、浸水に備えて排水溝や側溝の掃除をし、水捌けを良くしておきましょう。
・屋根・壁・塀の点検補強・植木等には添え木をしっかりとして倒木を避けましょう。
・ライフラインが途絶える事を想定して非常用品を備蓄し、長期になることも予測して余分に備蓄しましょう。家族会議を持ち話し合い、全員の避難場所の確認:連絡先の確認
ハザードマップを入手して近くの危険箇所の確認を(ハザードマップは、市役所・区役所にあります)
・近隣の建物や道路を熟知する、避難経路の確認と実際の行動(平時の時間のあるときに歩行確認)
近所の方との連携を密にして災害時はお互いが援け合って情報の交換をしましょう。
●台風が接近する前に
・テレビ・ラジオで情報を確認しましょう。(携帯ラジオは必需品です)
念を入れて家の周りの点検・樹木:飛散しそうな物の固定・動かせる物は室内に取り込む・雨戸のないガラス窓には、万一割れたときガラスの飛散防止の為にテープを貼っておきましょう。
・断水に備えて飲料水の確保・浴槽・ポリタンクにトイレ用水の確保
避難勧告が出ていなくても、身に危険を感じたら自主的に避難しましょう。
・大きな被害が予測される場合は、自分を守るために強固な意志を持ち行動しましょう。
●台風が接近してからは
・河川・用水路・海岸の堤防の見回りは大変危険です、近づかないようにしましょう。
・外出中の時は、出来るだけすみやかに帰宅し高所で堅固な建物安全な場所に避難しましょう。
・山や丘を切り開いた宅地・河川敷の住宅地・傾斜地・低地では状況を確認して早めの避難
・防災期間などの避難準備情報には注意して、避難勧告が出た場合は速やかに避難しましょう。
・都会では、遠くの避難場所へ移動する前に役所指定の公的な場所に移動しましょう。
・避難の時は、第一次持ち出し品の確認をして火の元・ガスの元栓・電気ブレーカを切って戸締まりを確認してご近所に声を掛け誘い合って避難しましょう。