暮らしに役立つ豆知識

4月1日 第131号 「木材腐朽菌と白蟻の被害を未然に防ぎましょう。」

啓蟄(春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころ)も過ぎ、日一日と暖かさが増してきました。桜前線も今年は異常に早く通り過ぎて行きそうです。

これから建物について気をつけていただきたいのは、木材腐朽菌(菌糸で増えるキノコ類の一種)の繁殖と、シロアリの増殖です。どちらも建物にとっては大変な被害をもたらす生き物です。
木材腐朽菌の繁殖には、適度な水分・温度・酸素・栄養分であり、湿度85%以上木材含水率が20%以上、温度は20~30度、高温多湿の環境を好み、酸素を必要として、栄養分は木材に含まれるリグニン・セルロース・ヘミセルロースです。条件が整えばどんどん繁殖します。住宅の構造材の木材は、腐朽菌によって見た目はしっかりしていそうですが、触ってみるとボロボロと崩れる場合もあります。
とくに被害が顕著に現れるのが、浴室:トイレ:台所等の湿気の多い通気の悪い床下:外部では、木製のベランダ、濡れ縁、屋根の端隠し:破風板:幕板等常に雨に晒されて乾燥の遅れる場所土中には、いろいろな菌糸が生息し木材を湿らせながら腐朽させる菌も存在します。この繁殖活動による動きの中からセルロースの分解生成物にシロアリが引きつけられコロニーを作り、ここから、家全体の木材にシロアリの被害が広がります。

予防

床下の場合は、何よりもまず換気:床下換気口の近くには物を置かない:雨水の浸入を避ける。時には、強制換気(扇風機:排風機)も一つの方法です。常設の床下換気口の設備:床下乾燥剤の散布等があります。(昔日では天気の良い日に、家族総出で大掃除を行い、畳を天日干しして床下に石灰を撒いて換気を図りました。今では、殆ど大掃除の行っているお家は見あたりません)

木材腐朽菌の駆除

腐朽菌の繁殖した部分は、取り替えることをお奨めします。痛み具合が分からないときもありますが周辺に、防腐:防蟻の薬剤処理の必要なときは、人体に影響しますので、専門業者とよく相談の上処理してください。屋外の場合は水を含まないようにこまめに、防腐、防藻・防蟻塗料を塗りましょう。

一覧へ戻る

有限会社 中尾塗装店

〒599-8238
大阪府堺市中区土師町5-24-1

アクセス

0120-368-993
営業時間 7:00~20:00
定休日 不定休(お急ぎの際はいつでもお電話ください)
お問い合わせ
外壁塗装、屋根塗装、防水工事お任せください。

お住まいに関するご相談は、45年以上の実績と経験の中尾塗装店へ

外壁塗り替え/吹付/防水/鉄部/水道/左官/造園/リフォーム/内装工事/電気工事(紹介)
屋根瓦漆喰/洋瓦ストレート瓦塗装/瓦ズレ修正/雨漏修理/樋工事/下水管高圧洗浄/貯水槽洗浄
(耐震診断・耐震補強工事のご相談も一級建築士事務所と提携して承っております。)

熱を消す(タフコート)熱交換塗料の施工もご相談ください。

★主な有資格★
大阪府知事許可(般-24) 第78035 / 増改築相談員 第961985 / 2級建築施工管理技士 第9527402 / 1級建築塗装技能士4名