暮らしに役立つ豆知識
熱中症!「こまめな」水分・塩分の補給で予防
5月から全国各地で夏日を記録する日が続き、熱中症の警告シーズンが到来しました。
暑さに慣れていないこの時期、どのような熱中症対策や予防について考えましょう。
(この資料は、2015年6月8日毎日新聞朝刊「くらしナビ・ライフスタイル」)を参考にしました。
熱中症は、高温・多湿・無風の環境下で、屋外、屋内に関わらず発生し、重症化すると、死に至る病気です。
しかし、適切な予防法を知っていれば、防ぐことが出来ます。5月末神戸市中央区で開かれた神戸市教委主催の「安全な部活動のための研修会」。
医師や専門家らでつくる「教えて!『かくれ脱水』委員会の委員長で、兵庫医科大小児科学教授の服部益次さんの話に市内の中学・高校の運動部顧問ら200名が真剣な表情で耳を傾けた。
神戸市では、
柔道部で合宿中の中学1年男子が熱中症で死亡する事故が起きて以降、教職員への研修会などを毎年開いており、今年で10回目。09年全ての中学・高校に温湿度計を配布し、11年には製氷機を設置、14年までに冷房を完備するなど、全国で先進的な取り組みを続けている。
市販の「経口補水液」を保健室などに常備する学校も多いとお聞きします。
日本スポーツ振興センターのマトメによると、
部活動など学校で熱中症を起こす子供が年々増加しており、13年度は過去最高の5264軒を記録、うち9割が中学・高校で発生している。
また、1975年から2012年までの死亡事故の分析によると、野球やラグビーの屋外で行うスポーツ以外に、柔道や剣道などの室内競技でも多く発生していた。
「部活動の質・量が上がる中一・高一の新入の男子学生が死亡するケースが多く、梅雨明けの急激に気温が上がる湿度の高い時が要注意です。
運動は、休憩を入れつつ・熱中症予防には、その対策は、まず大切なことは、こまめに水分と塩分の補給を行いましょう。
「発汗で体内の塩分も失われるため、塩分補給も忘れずに、市販の経口補水液・塩昆布・梅干し・スポーツドリンク」炎天下の激しいスポーツは避け・30~60分に一度は休憩をして水分を補う事が大切です。
通気性の良い衣服に着替える。充分な睡眠を取り体調管理に努める。
屋内でも蒸し暑いときは激しい運動を控えることが大切です。
出来るだけ暑さに慣れることも大切です。
熱中症は、三段階に分類できる。
熱中症の重傷度:一度{応急処置で対応}めまい・立ちくらみ・生あくび・大量発汗・こむら返り:二度:(医療機関へ)頭痛・嘔吐く・倦怠感・虚脱感:三度(入院が必要)意識障害・けいれんなど・・
*一度の場合は、身体を冷やし、水分・塩分を補給して風を送り現場で応急手当をする。
*二度以上の状態になったら、医療機関へ連れて行き診察を受ける。
*三度は、入院が必要になり適切な処置を受ける「早期に発見して治療を受ければ重症化は防げる。
初期の状況でも、早めの医療機関への受診が望ましいです。
熱中症で最も注意するのは高齢者です。
昨年消防庁の統計では、6月~9月までの熱中症での救急搬送件数は、全国で4万48人その内約半数が65歳以上の高齢者でした。
常に脱水状態にならないように心がけましょう。
水分は、2時間おきぐらいに飲み、就寝時も、水を手元に置き飲める状態で休みましょう。