暮らしに役立つ豆知識

12月1日 第31号「クリスマスやお正月用に鉢花を購入するときの注意点と当面の管理について」

シンビジューム

7~8分咲きのもの。リップが変色したり、花弁がこすれ茶色く変色していないもの、花弁の多いもの、触って「株」がぐらつかず安定しているものを選んでください。管理は最低温度10℃以上保てるところに置きます。逆に20℃以上になる部屋に置くとつぼみが早く開花しますが直ぐに花の寿命が終わります、なるべく日光に良く当ててやることも大切です。水やりは鉢土が乾いたら与えます。(3~5日に1回、たっぷりが目安)根が盛り上がっている株は表面から水を与えても鉢外に流れてしましますので気を付けましょう。このようなときはバケツに水を入れ、鉢全体を10分程度浸して下さい。肥料はこの間与えなくても良いようです。最上部の花が咲いてから20日前後には思い切って株元から切り取り、切り花としてお楽しみ下さい。

シクラメン

がっしりとしまった株、下葉が黄葉していないこと、咲いている花だけを見て買うのではなく、葉の中をかき分け色ずきかけたつぼみ、伸びかけの白いつぼみ、小さなつぼみ、などいくつかの段階のある株を選んでください。
管理は日当たりのよい窓辺に置くことや3~4日に一度は鉢の向きを変えてあげてください。10~12℃程度の温度を保って下さい。逆に22℃以上になると花が咲かなくなりますので注意してください。水は与えすぎないこと、鉢土が乾いたらたっぷりと与えてください。この時「水」は葉や球根に直接掛からないように注意してください。(あとで病虫害の被害が出やすくなります。)たまにですが買ったときには肥料切れを起こしている可能性もありますので、お店の方に肥料の種類と施肥の仕方をお聞き下さい。来年も楽しむためには、5月中旬~8月中旬頃まで夏の休眠期に入りますので水は控え、通気のよい日陰に保存してください。涼しい所に保存すると、古葉が落ち新芽が伸びて殆ど休眠しません。8~9月頃少し大きめの鉢に植え替えて育ててあげてください。

ポインセチア

株元がぐらつかない、葉が落ちていない、葉の色つやがよい、葉の枚数が多い鉢を選びましょう。
管理温度は最低温度10℃以上を保って下さい、ガラス越しの日光に十分当ててください。水やりは鉢土が軽く湿る程度・来年も楽しむためには葉が落ちたら10cmくらい残して切り水を切って(10日に一度軽く水をやる)室内で冬眠させます5月に土の半分を残して植え替え、芽が出てきたら外へ出して栽培します。8月に新芽を根本から10cm残して切り9月下旬から40日以上「ほう」が色付くまで夕方から翌朝まで覆いをして栽培します。
(上記資料は園芸アドバイザー 大阪府老人大学園芸科講師 服部和雄氏より寄稿していただきました)

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