暮らしに役立つ豆知識
9月1日 第40号「燃えにくい材質と設備の工夫火を出さない、もらわないを基本に」
火事は注意すれば防げる災害です
地震や台風のように、逃れようのない天災とは違います。
火事に耐えられる住まいを考える前に、まず「火を出さない」を基本に据えたいものです。
火を出さないようにするには日ごろの心がけはもちろん、住まいづくりでも工夫できます。
出火原因から考えると、設備面で対応したり外回りの造りで工夫したりする事が必要です。
気をつけたいのは…
まず「キッチン」高齢者で起きるのは着ている服にコンロの火がつく事故です。
油の入った鍋を火に掛けたまま高温にして、自然発火を招くのも怖いものです。
電磁調理器のような炎の出ない器具を用いる、コンロを過熱防止付きのものにするなど、設備の選び方で対応できます。勿論寝タバコ・タバコの火の消し忘れ、パソコン周辺のタコ足配線等日常の火の用心が出火を防ぎます。
放火に気をつけましょう
ガレージの中に可燃物を置かない、保管する場合はシャッターを閉め施錠しましょう。家の周辺に可燃物を置かないようにしましょう。ミニバイクを放置したり、剪定した枝葉・木屑を置かないようにしましょう。 いくら火を出さないように心がけていても、他から燃え広がって来た火をもらってしまうようでは、何とも情けない話です。火災感知警報装置の設置も近隣からの火を防ぐ一つの方法かも知れません。
いざ、火を出してしまったら?
初期消火ができず、火が広がりだし手に負えなくなったら、近隣の方に大声で火事を知らせることが大切です。また近隣から火をもらったときは、状況によっては逃げなければなりません、日ごろから出入り口周辺に物を置かず、履き物は常にそろえて置くように心掛けましょう。地震災害の非常持ち出し用品を活用できるように、常に身辺の整理整頓を心掛けましょう。
一部参考資料としてNPO法人 後悔しない「快適な家づくり」の知恵袋を参考にしました。