暮らしに役立つ豆知識
10月1日 第65号「サッシの種類と断熱性」
この夏の暑さは大変なものでした。これから爽やかな秋から冬の寒さへと向かいます、昔懐かしい窓からの隙間風が厭な季節を迎えますが今殆どの窓は、アルミサッシが主流で隙間風は無縁の状態と思います。・・今隙間からの風ではなく室内から外へ向けての暖かい熱量の流出が問題になっております。 暖かい空気も水も高い方から低い方へ流れます。「冬」 室内で暖かくなった空気はサッシ・窓ガラスを伝って外へ逃げます。夏はその反対の現象が生じます。窓ガラス・サッシにも断熱性を高めることがエネルギーの浪費を避け地球温暖化に対してささやかな数値ですが貢献出来そうです。
窓ガラスと断熱サッシの種類とその機能
断熱サッシの種類は、熱を伝えにくい製品の一部
○「プラスチック製サッシ」・「木製サッシ」寒冷地仕様
○「アルミ素材と素材の間に樹脂素材を入れたアルミ熱遮断構造サッシ」温暖地仕様
○「アルミとプラスチックを組み合わせたアルミ複合サッシ」があります。同上
機能について
●「木製」・「プラスティックサッシ」・「二重サッシ構造」+高断熱複層ガラスは、35.7%で64.3%の熱量が節約できます。
●「アルミ熱遮断」・「アルミ樹脂複合サッシ」+複層ガラスでも53.5%で約半分の熱量で済みます。(通常使用している単板ガラスとアルミサッシを100とした場合の比較です)
窓の断熱性を高めるとともに換気にご注意
断熱サッシの採用により、隙間風を防ぎ・遮音効果も高める機密性・風雨の進入を防ぐ水密性の高さも同時に解決しますが、通常サッシの場合も含め、室内の空気の澱みが生じますので定期的に窓を開放して新鮮な空気と入れ替えましょう。