暮らしに役立つ豆知識
4月1日 第59号「住まいの外壁」
外壁仕上材は、モルタル下地吹付け・窯業系サイディング・タイル・金属系サイディング・コンクリートパネル・鉄筋コンクリート・丸太・板張り等があります。
このうち外壁材の大半がモルタルと窯業系サイディングです。
モルタル下地吹付け仕上げは比較的築年数の古い家屋に多く利用されております。
窯業形サイディングは比較的新しい素材です。外壁の大切な役割は、お住まいの美観・屋根と同じように、お住まいを雨や風から暮らしを守る大きな役割があります。築年数が進んできますと、新築時には気付かなかった色々な損傷が生じてきます。
モルタル壁の場合・亀裂・基礎廻りの膨れ・破断が生じ。サイディングの場合は、シーリングの劣化によるジョイントの隙間・タイル目地の亀裂・ALC外壁材ジョイント、シーリング材の亀裂の損傷等、目視でも充分確認できます。
これ等の現象は、お住まいの美観を損ねるだけでなく亀裂部分から雨水の浸入による構成材の木材や外気温を遮断する断熱材に湿気が含み木材の腐食~腐朽菌の発生・シロアリの格好の棲家になる危険性があります。お住まいの耐久性を保ち快適な暮らしを守るために、定期的に点検・メンテナンスをお奨めします。
メンテナンスの周期目安
○モルタル下地吹きつけ仕様
点検補修3~4年
全面塗り替えは、10年前後
○窯業系・金属系サイディング
シーリングの点検補修は3~4年。全面補修・塗り替えは10年前後
○タイル張り
浮きはがれの点検を10年前後に
目地亀裂の点検を目視で補修随時
○コンクリート・ALC
躯体・窓廻りコーキングの劣化点検・10年ごと
(ALC:「軽量気泡コンクリートパネル」)
○ひび割れ・ジョイント隙間点検補修随時