暮らしに役立つ豆知識
1月1日 第56号 「地震に備えるわが家の点検」
ここ数年で多くの地震が日本列島で起きております。1995年1月17日5時46分・震度7.2の阪神・淡路大震災・大変な状況でした。2005年8月11日M7.2宮城沖地震:2005年3月20日M7.0福岡県西方沖地震:2004年11月29日M7.1釧路沖地震:2004年10月23日M6.8新潟県中越地震:2003年にはM8の十勝沖地震2003年宮城県北部地震:2001年M6.7芸予地震:2000年M7.3の鳥取西部地震・・・国内でこの10数年の間に9回もの大きな地震が有りました。
いま、また南海・東南海地震に備えなければなりません。
いま、住んでいるわが家を点検してみましょう。
多くの自治体が耐震診断をする際の相談に応じています。
雨漏りがする、外壁にひび割れがありその周辺がいつまでも濡れているような感じ、床のきしみ、フワフワ感がある。建具と柱に隙間、壁と柱の隙間がひどい。柱が傾いているような気がする。築25年以上の建物。(1981年5月新耐震基準前)築後一度もシロアリの駆除を行っていない。一階部分がガレージ等空間が多い。建物が正方形・長方形でない。これらの状況が、確認されましたら「自治体窓口」・「建築士事務所協会http://www.njr.or.jp/」に相談をして一度専門家による耐震診断を受けてみましょう。
建物は、風雨から暑さ寒さから、多くの危険から命を守る器であると同時に、大きな資産・財産ですから多少の費用をかけても耐震診断を受けることをおすすめします。耐震診断には、5万前後の費用が掛かります。精密診断になりますと、99㎡(30坪)で20万程度が目安です。家の規模、診断の内容によって異なるようです。
耐震改修ローンや補助金を利用して安全、安心のリフォーム
耐震診断の結果、「倒壊の危険あり」の判定された場合、不安が増してきて落ち着いて生活も出来ませんが、改修をいま急いで出来ないときは、身近に出来るところから補強して行きましょう。
例えば、雨漏りの場合は、放っておかずに点検をして修理、外壁のひび割れは、ホームセンターでコーキングを購入して下地を清掃後充填、シロアリの点検は専門業者に依頼。開口部の多いガレージは筋交い等を入れて補強。
現在、耐震補強工事独自にかかる金額は、平均で200万円くらい(建物の大きさ補強ヶ所の状況で異なります。)そのため、住宅金融公庫には金利の安い耐震改修ローンがあり、又自治体の中には、助成金制度もあるように聞いております。(一部参考資料:地震に備える新しい暮らし ニューハウス出版)より