暮らしに役立つ豆知識
12月1日 第79号「高齢者幼児に配慮した生活空間を作りましょう。」
高齢化社会が進む中、齢を重ねると誰でも身体の機能が衰えます。とくに下肢機能の衰えが大きな事故を誘発します。
視力・色覚の衰えによる一寸した段差でのつまづき・足腰の筋力の低下による立ち居振る舞いの鈍り
これから寒さに向かうなか体温調整機能の低下による寒さからくる風邪ひき等々・・
バリアフリー住宅(障害物を除く)は、高齢者が家の中で転ぶ、滑る、落ちる、などの事故を防ぎ、車椅子や歩行器具を使っても自立的な生活が営めるように工夫されております。また幼いお子達や妊婦の日常生活にも何かと安全です。
各部屋の扉の施錠には、空錠のレバーハンドルが、又 引戸が何かと便利です。
階段
緩やかな勾配、手すり、足元灯、境界には目印を。
トイレ
洋式トイレにすると、立ち座りが楽です。壁には身体を支える手すりを。
緊急ブザーや暖房便座で安心感と快適さをアップ。
万一を考慮してドアーは緊急時に気がついた方が外から解放できる外開き扉又は引戸が望ましい。
冬場に必要なスポット暖房も必要かもしれません。
洗面・脱衣場
洗面台は、腰の負担にならない程度に高さ調整をしておきたいのもです。
必要に応じて、湯上がりに腰を下ろせる椅子があれば快適さが向上します。
浴室
浴室暖房を取り入れて、寒い季節でも快適な入浴を、とくに出入り口の段差を なくせれば最高です。
お風呂場にも縦横に手すりを付けましょう。
寝室
高齢者の寝室は、畳に布団の生活から、寝具はベットが望ましいとおもいます。 先々で介助が必要になったとき何かと便利です。