暮らしに役立つ豆知識
9月1日 第76号「防災 8月号からの続き」
地震発生から3分「身を守る」が最優先
神戸・淡路大震災での死因の約83%が地震発生直後家屋の倒壊・家具の転倒・下敷きによる窒息死・圧死がほとんどです。まず心がけなければならないのは家屋の倒壊や家具の転倒が起きないように対策をしておくことが重要です。 実際に地震が起きたらまずは身を守ることが「一番」です。
そのときどうする!!
頭を保護し頑丈な家具の空間に避難する。「テーブル・机」等の下 揺れが収まったら落ち着いて火を消す。火気使用場所には消化器を常備する。 家の中にいる家族の安全の確認、声を掛け合う、被害の確認をする。 怪我に備えて常備薬の置き場所を家族全員が確認している。 頭の保護と、足元の安全を確認して外へ避難する。門・塀の傍は避ける。
予想される住宅の被害
●家屋が倒壊する
●戸棚の中身が飛散する
●家電製品が飛び出す
●家具が転倒する
●窓ガラスが割れる
●照明器具・天井が落ちてくる
●書棚から本が飛散する
家の倒壊を防ぐには、1981年の建築基準法改正後の家かどうかの確認
家の危険度の度合いによっては耐震補強工事が必要なときもありますが経費のこともありますので、とにかく家の中での安全な場所を探して寝室を移動しましょう。「例えば、柱の間隔の狭い小部屋・納戸・トイレ等の上2階部分の角の小部屋」
家の耐震強度を高める。捻出できる費用に合わせて家の耐震補強を
各自治体には、耐震診断・耐震補強工事の補助金制度があります。確認してください。
地震そのとき10ポイント
(東京消防庁作成)
①グラッときたら身の安全
②素速い消火、火の始末
③窓や戸を開け出口の確保
④落下物有り、慌てて外に飛び出さない
⑤室内のガラスの破片に気を付けよう
⑥確かめよう、わが家の安全、隣の安否
⑦協力しあって救出・援護
⑧避難の前に安全確認・電気・ガス
⑨門や塀に近づかない
⑩正しい情報・確かな行動