暮らしに役立つ豆知識
1月1日 第140回 「寒い日が続きます、寒いのは苦手ですが、時々窓を開けて換気しましょう!」
室内空気の汚染が引き起こす健康被害(シックハウス症候群の症状)
住まいの断熱化・気密化することによる空気の流通を止め、冬の寒さから暖気を守るために、窓を開け換気をする事を忘れがちになりますが、大変危険ですので注意しましょう。
主な空気汚染の原因は、開放型ストーブ(石油・ガス)から出る一酸化炭素・窒素酸化物・二酸化硫黄等による燃焼ガス、ダニの糞・死骸・カビこれらが起因して頭痛・めまい・吐き気を起こすといわれております。
化学物資過敏症:目の痛み・喉の痛み・下痢・便秘・不眠・うつ状態などの精神状態・皮膚炎・ぜんそく・など様々な症状が発生する健康被害のことです。主な発生源は、新しい家具・ビニールクロス・プラスティック・ペンキ・防蟻剤・観葉植物の農薬・肥料
衣類の防虫剤など化学物資を含む製品がたくさんあります。沢山の化学物資の中で毎日を過ごしていることになります。
特に冬場に多いのが、高温多湿を好むダニとカビの発生です。
ダニがもたらす健康被害は、ぜんそく:鼻炎:アトピー性湿疹・子供のアレルギー性鼻炎の約6割ぜんそくの8割がダニが原因と云われております。快適な室内暖房温度20~30度:乾燥を防ぐ加湿器による蒸気の発生、湿度60%前後で大量に発生します。カビの発生も同じ条件です。
ダニ:カビのようにアレルギー症状の原因となる物質がアレルゲンといいます。たべものや薬品による、アレルゲンも多くありますが、ダニなどは室内のほこりと一緒に空中にただよい、綿くず・ダニの死骸や糞(ハウスダスト)体内に吸収され「ぜんそく」「鼻炎」を引き起こします。
天候不順で洗濯物を室内乾燥する場合は通常の倍以上のダニ発生率と云われております。
科学的データによりますと洗濯物を室内乾燥の場合1g塵あたりのチリダニの数は、2048個 洗濯物を干さない場合は、938個一日家を締め切っている場合その数は、2500個近くにもなります。洗濯物の室内干しの場合は、こまめに、窓を開けて換気:通気を行いましょう。