暮らしに役立つ豆知識
3月1日 第70号「断熱工法あれこれ」
①充填工法があります
この工法の断熱材は建物の屋根下・外壁面と内壁面の間にグラスウールやロックウール(無機質繊維系)成型品や防水紙に袋詰めされた製品さらに発泡スチロールをそれぞれの形に切り取って空間に詰めて行く工法です。
駆体の全ての空間を断熱するには少し難点のある断熱材と思いますので他の断熱材とのは併用が望ましいと思います。
②外張り工法とは
繊維系・プラスティック系のボード状のものを軸組の外部から全体に隙間無く張り詰めて行く方法です。
取り付け方法は釘打ち・ビス止め等多種あります。
③敷き込み工法は
袋詰めの断熱材を毛布か、布団のようにもっぱら2階の天井裏に敷き込んで行く天井専用の断熱工法です。
過去においては同じものを屋根裏・壁面にも使用されていた時期もあり屋根裏・壁面の断熱材は結露で水を含み重くなって下にずり落ちてなんら断熱効果の無い状態を確認しております。(2004年自宅リフォーム時・確認)
④吹き付け工法は
液状のウレタン材を吹き付けて発泡させ駆体内の隅々まで断熱層が出来る工法です。
一番理想的な断熱工法と思います。後よく似た方法で吹き込み工法があります。グラスファイバー・セルローズファイバー・ロックウール等の粉体を接着性の溶液と混ぜ吹き込んでいく工法です。
①・②・④ の断熱工法は、全て施工する業者が指定された工法に沿って「きっちりと」施工することが大切です。見えないところですから手抜きをしないようにすればどの施工方法も大差がないように思います。全て施工業者の熟練度・良心・お客の立場に立った施工が大切です。