暮らしに役立つ豆知識
2月1日 第69号「火災から命とお住まいを守りましょう」
今年の冬は例年に比べて本格的な寒さの日が多く空気も乾燥し強い風の吹く日が続いております。例年以上に火災の発生件数が多いように思われます。放火犯が増えておりますご注意くだい。
平成18年住宅火災件数は、消防庁のマトメでは、18,328件この内1位コンロ4428件、2位は放火2466件・タバコの火の不始末2137件・配線器具の不整備(タコ足配線)1550件・ストーブ周辺からの出火1514件(雨天時洗濯物等の乾燥)子供の火遊び654件と続きます。この中で放火事犯がこのところコンロ火災を上回ってきております。自宅周辺の整理・整頓(可燃物を屋外に放置しない・ガレージ内に可燃物を置かない(シャッターを忘れずに閉める習慣を)道路・庭等清掃後の落ち葉・枯れ枝等の適切な処理をして放火犯にその気にさせない工夫が大切と思います。
タバコの火の不始末は、寝室に灰皿を置かず個々人が気をつければ未然に防げる事が出来ます。配線器具の不整備は、コンセントを増やし整理しましょう。
☆平成16年の総務省消防庁の資料では65歳以上の焼死者は全体の56.8%です。
火災の早期発見のために
住宅用火災警報機の設置・平成16年消防法の改正により全ての住宅には火災警報機の設置が義務づけられました。
新築住宅では、平成18年から*既存住宅では、(平成20年5月31日から平成23年5月31日)から適用されます。 住宅用火災警報機の種類は電池タイプと、家庭用電源を使うタイプがありますが日本消防検定協会の規格適合品を使いましょう。
住宅用火災警報機の設置場所は、原則として、寝室・寝室のある階の階段には必ず設置しなければなりません。
他に台所・他の部屋については個々の市町村条例で決めております 参考にして下さい。
家族全員が防火意識を高揚させて火を出さないようにしましょう。