暮らしに役立つ豆知識
11月1日 第90号「家庭内での事故を防ぎましょう」
家庭内事故のあれこれ
転倒・転落・墜落・ヒートショック・火災・火傷・等々
●国民生活センターの資料に拠りますと、年間1万人以上の人が家庭内の不慮の事故で尊い命を落としております。負傷者においては30万~40万人の方が、何らかの障害を負っております。
なかでも被害は、身体能力の低下しつつある高齢者や判断能力の充分でないお子様に多く見られます。
特にこれから冬に向かう家庭内事故の一位は、お風呂場における溺死です。ヒートショック(急激な温度差による血圧変動)現象による死亡。暖かい部屋から暖房のしてない隣の部屋・廊下・屋外に出るときは十分注意したいものです。家屋全体の暖房が望ましいのですが経済的にまだまだ大変と思いますので急いで移動せずに重ね着をして落ち着いて保温に充分気を付けましょう。
●マンション・社宅の高層住宅のベランダ・窓からの幼児の転落・墜落事故も後を絶ちません。ベランダ・窓際には足場になる物を置かないようにしましょう。
●年末になるとお年寄りに多く見られる食べ物(つきたての餅)をのどに詰まらせる窒息・幼児が口一杯に食べ物をほおばって、手近にある物(煙草)等を誤って口に入れる固形物など常に注意が大切です。異常を発見したときは、吐き出させる処置が大切です。
●転倒・お年寄りが室内で転倒する事故が後を絶ちません。敷居・絨毯・カーペットの縁・階段から等々・・お年寄りが転倒すると骨が脆くなっているので簡単に骨折します。転倒骨折が原因で寝たきりになることが多々あります注意したいものです。
●ガステーブルによる天ぷら油の燃焼火災に繋がり消化に慌てて火傷・コンロの火が着衣に移り死傷する事故が多発しております。着衣着火を防ぐには、袖口の締まった着衣で調理をしてください。
火を扱うときは充分注意してください。
(参考資料:成美堂出版:耐震・防火・防災に強い家造り89の方法より一部参考)