暮らしに役立つ豆知識
1月1日 第176回 くらしに役立つ情報です
本格的な寒さに向かう中、ストーブ等の暖房による結露に注意しましょう
30~40年前の建て売り住宅では、結構空気の流通が(すきま風)よくあまり気になませんが、最近の住宅は、高断熱・高気密が主流となっております。
ガス・石油ストーブでの暖房は、目に見えない蒸気が発生して室内の空気が窓ガラス・通気性の少ない合板・クロスに暖気が滞留してお休み前に暖房を止めると外気温が下がり結露の原因になります。結露は、ガラス窓だけでなく天井裏・床下・通気の悪いタンスの裏・クローゼットの中にも結露が発生します。朝玄関の扉を開けるとき扉の下が濡れている、窓のカーテンが重く感じる、良い天気が続いているのに天井でポタポタ雨音がする。
こんな現象があれば点検の必要がありそうです。
結露の発生は快適なくらしを脅かせます。
結露によって床下根太・壁面内部(断熱材の入っているところ)窓枠廻り・天井等の木部が木材腐朽菌の繁殖の温床になります。木材の腐朽菌は、木材の水分が25~35%で増え続けるといわれております。木材腐朽菌は、天井裏・室内・床下の通気を頻繁に行えば防ぐことが出来ますが暖房効果を優先するとつい通気が忘れ勝ちになります。この状態が永く続くと、木造家屋の大敵イエシロアリ・ヤマトシロアリの格好の住み家になり床下の食害が進むと少しの揺れの地震でも崩れる危険性があります。
シロアリ対策は、今から始めましょう。
例年5~6月頃になると羽蟻が飛びシロアリの存在を知ることになります。羽蟻が飛ぶことはその近くにシロアリの巣(コロニー)があることです、一つの巣に30~50万匹のシロアリが生息していると云われております。このシロアリが分家して移動するときに羽蟻が見られます、放置すると被害が拡大します、定期的に防蟻処理を行いましょう。
少し寒さを一時我慢して一定時間窓を開け通気を計りましょう。
木材腐朽菌・カビ・シロアリ被害を防ぐ手立ては通気と換気です。
暖房中は、定期的に窓を開けて換気しましょう。健康のため・お住まいのためにも心がけましょう。
●風邪・インフルエンザの流行期です。ノロウイルスにも注意しましょう
●外出から帰ったら「手洗い」と「うがい」を忘れないようにしましょう。