暮らしに役立つ豆知識
11月1日 第174回 くらしに役立つ情報です
秋も深まりこれから一段と寒さに向かうなか、外に出ればいろんな危険が待ち受けております。交通事故・労働災害・レジャー中の事故・日常生活の中でもいろんな危険と隣合わせです。安らぎのわが家でも時として思いもよらぬ事故に遭遇するときがあります。
乳幼児と高齢者の家庭内事故を防ぎましょう
少し古い資料ですが、国民生活センターの「危害情報からみた高齢者の家庭内事故」より
①乳幼児や高齢者の家庭内における不慮の事故死
1997年交通事故死が「13,981人」家庭における不慮の事故死は、10,314人僅かしか違いがありません。「交通事故死5048人」家庭内年齢別では、0~4才(414人)65歳以上(7.483人)と交通事故死より家庭内事故死の方が多くなっています。
②乳幼児の死因のなかで、家庭内での不慮の事故死は比較的上位に位置します。
③家庭内の不慮の事故死では、「誤えんによる窒息」が32%「溺死・溺水」が28%
階段等からの「転倒・転落」が20%
④0歳では「誤えんによる窒息」が76%ときわめて高い65歳~79歳では「溺死・溺水」が34% 80歳以上も「溺死・溺水」が30%と極めて高い。
⑤家庭内事故全体では、男性48%女性52%とあまり変わりませんが75歳以上の後期高齢者では、69%が女性です。
⑥事故発生場所は、「居間」「台所」それに「階段」も多い
「居間」が36%「台所」23%「階段」13%「浴槽・風呂場」8%「庭」7%「玄関」
「居間%「ベランダ・洗面所・その他」9%と「居間・台所・浴室風呂場」で全体の80%を占めている。
家庭内事故の防止に向けて
家庭内事故は、乳幼児や高齢者に多く起きているのが特徴です。家庭内事故の起きている場所は居間・台所が多いが「階段・浴槽・風呂場」住宅関連事故は3割を占め、その他の
事故に比べれば怪我の程度が重いものが多く高齢者の事故の割合が高いことが特徴です。
家庭内で思わぬ事故にあうのは、家の中は安全・長年住み慣れている・家のことは充分
熟知している。この安心感が時として安全に対する配慮を疎かにした結果、不慮の事故を引き起こしている様です。家の中も外も常に危険と隣り合わせです。十分気をつけて毎日を快適に過ごしましょう。